Music ON 音楽を しよう! ●Melody Catalog +plus

  1. 〔メロディー・コンダクター〕  ● やさしく弾けるヒミツ!? ● 音楽教育から感性・情操の教育へ ● 音楽療法への展望!
  2. 〔5音階・コンダクター〕   ● 日本の音楽も 面白い! ● 伝統邦楽を 易しく学ぶ為に! ● 図形で判る音階のしくみ!
  3. 〔邦楽器の魅力〕  ● 尺八を吹こう! ● 邦楽器の調律は難しい? ● 図形で測る音程関係(「平均律」と「純正律」)!

Melody Conductor(メロディー・コンダクター)

  ●音楽療法への展望!

 

メロディー・コンダクターの発案者は、脳の機能回復研究の専門医です。

小暮久也 先生

 東京慈恵会医大卒。1978年米マイアミ大教授。1980年東北大教授・同大脳疾患研究施設施設長。

1992年関東脳神経外科病院・神経病理研究所長。1995年脳機能検診センター開設、小暮医院 院長  

95年ドイツ・ケルンで開かれた世界脳循環代謝学会の大会で総裁に選出された

 私は神経内科医として、長年にわたって高齢者および様々な原因で発症する老年期痴呆の

患者さん達の養護と介護の問題に携わって来ました。

そうした中で気付いた事が2つあって、そのひとつは、たとえ本質的には健康な老人であっても、

坂道を降りて行くようにして進行する身体機能の低下が、やがては生活の範囲を狭め、

精神的知的機能を退行させて行くということです。

 そして2つ目は、病気によって発症して来る痴呆であっても、病態の進行は決して一様なものではなく、

山を越え谷を下り、又丘に登って、或は又晴れの日 曇りの日を過ごしながら憎悪して行きます。

 病期の進展を押しとどめ、あわ良くば押し返す手段は無きものかと色々考えているうちに、

私は、音楽研究家の永瀬氏にお逢いしたのを機会に

「心にメロディーが無ければ弾けない音板、忘れ掛けた歌を蘇らせる音板」をイメージするに至りました。

 今、こうして出来上がって見ますと「メロディー・コンダクター」には、当初意図した事よりも、

もっともっと広い使い方があるように思います。

 ともあれ、この音の出る板が、各地の老健施設、養護ホーム、リハビリテーションの場で、

大いに役立ってくれる事を祈っている次第です。

 

日本老年医学界の名医にも推薦いただきました。

大友 英一 先生

 昭和28年東京大学医学部医学科卒。 昭和35年社会福祉法人浴風会病院。 昭和58年同病院 院長 現在に至る。

昭和47年7月〜51年8月 宮内庁東宮侍医。昭和58年日本脳卒中学会 理事。 昭和59年日本老年医学会 理事。

昭和63年日本神経学会 理事。 平成3年日本老年精神医学会 理事。  平成6年秋 紫綬褒章を授賞する。

 脳には二つの働きがある。一つは外部より刺激を受けること(インプット)、

もう一つは受けた刺激を総括して反応すること(アウトプット)である。

この二つのうち、反応する(想起する、表現する)ことは、刺激を受けることより難しく、

億劫であり、敬遠されがちである。

しかし、私は、このアウトプットが脳の老化予防に役立つと主張している。

実際に頭を使う人々(作家、作曲家、画家、政治家など)に痴呆が少ないことがこれを証明している。

 小暮医師・永瀬氏らが開発した「メロディー・コンダクター」は、自らの力で音楽を創り出すものである。

軽い痴呆例、言語障害例、また麻痺などの運動障害を有する人々が、自らの力で音楽を創り出すことは、

薄れた記憶を呼び戻し(想起)、言語障害によるコミュニケーションの不備をカバーし、

運動障害のある方々には音楽を自ら創り出す喜びと自信を与え、

脳の活性化、脳の老化防止にきわめて有用なものと考えられる。

 最近行われつつある音楽療法をズバリ、容易に且つ確実に行い得るもので、さらに、一般の方々も、

自ら音楽を創り出すよろこびに浸り得るすぐれたものである。

 本器が、多くの面で活用されることを期待して止まない。

 

        

● 音楽療法は、要療法者を支える周囲の人々の

”やさしい心” によって成り立つものです。

家庭においては、 ご家族の存在が最良の環境となって、

メロディー・コンダクターも、存分に威力を発揮することができます。

しかし、急速に高齢化・核家族化の進む日本において、

音楽療法は、「健康保険」が使えない状況にあります。

老健施設、養護ホーム、リハビリテーションの場に従事する皆様に、

メロディー・コンダクターのご利用をお願いすると、

ボランティアを強要することになってしまうのです。

厚生省、政治家の皆さん、音楽療法に 「健康保険」を使えるようにしてください。

また、国が補助する 「通信教育講座」があると聞きます。

せめて、国が補助する 「音楽療法講座」の開設を、

認可してはいただけないのでしょうか!?

”ボケずに元気、医者要らず…” とすれば、国費の節約にもなると思うのですが。

音楽療法に携わる皆様に、ご意見・ご要望など頂ければ幸いです。mcon@musicon.co.jp

 

●やさしく弾けるヒミツ!? 音楽教育から感性・情操の教育へ!

●Melody Catalog ▲BACK

このぺーじの下線付の文字列は、リンクしています。どうぞクリックしてください。

日本コンダクター販売株式会社 NIHON CONDUCTOR CORP.

更新日 2011年07月03日 (日) 11:39